リビングルームは南側に大きな窓をつけたい、吹き抜けを作って天井には大きなファンを設け、照明は間接照明を採用して雰囲気を演出したい、浴室にはミストサウナを設け、毎日の疲れを癒す空間にしたい、冬場の浴室は寒いので暖房設備を取り入れたいなど、人にはそれぞれの拘りと言うものが在ります。この拘りを取り入れた家づくりを行う事が出来るのが注文住宅であり、自由設計が出来るため、自分の拘りを持つ空間づくりを行う事が出来るわけです。建売住宅の場合は、不動産会社などの販売会社が工務店や設計事務所などに依頼をして、企画に合う家づくりを行っているため、建売住宅を購入する人は自分が希望する間取りや拘りを持つ空間づくりを行う事は出来ません。但し、建築前の建物で有れば、壁紙の色を選べたり、システムキッチンの色を選べると言う事は可能でも、家の間取りに付いて変更を行なったり、吹き抜けを作って欲しいと言う事は出来ないわけです。
設計図で決められた通りに作り出されている事、そしてこの設計図には家を持つ人の意見が取り入れられていないと言う点が注文住宅との大きな違いになっています。最近は太陽光発電設備を導入する人も増えているわけですが、日本の住宅の屋根と言うのは複雑な形状をしているため、発電設備を導入するためには屋根の形状などもある程度考えておく必要が在ります。しかしながら、注文住宅の場合は、太陽光発電設備に合う屋根や環境を作り出せると言うメリットもあるのです。