住宅には一戸建てとアパートやマンション、団地などの集合住宅、平屋などがあります。日本では原始時代に竪穴式住居や高床式住居が作られるようになり、平安時代になると貴族の住まいとして、寝殿造りの屋敷が建てられるようになりました。鎌倉時代には武家造りと呼ばれる屋敷が作られ、時代とともに住宅も変わってきました。明治時代にはそれまで残っていた封建的な規制がなくなり、資金力によって自由に住宅を作ることができるようになりました。
また、西洋の建築技術が取り入れられるようになり、建築の質も向上していきましたが、ほとんどの一般市民は和風の住宅に住んでいました。第二次世界大戦後は住宅難となり、公団住宅が多く作られるようになりましたが、今では洋風住宅の数が増えています。一戸建てを新築する場合は、分譲住宅と注文住宅があります。分譲住宅は既に完成している住宅で、計画から入居までが早く済みます。
注文住宅は工務店や設計事務所などに一から建築を依頼し、更地に住宅を建てるというものです。注文住宅は購入から入居までの時間はかかりますが、自分のイメージに合わせて住宅を建てることができ、完全なオーダーメイドなので、家の外観から内部の構造に至るまで、リビングやキッチン、部屋のひとつひとつまで自分の希望や要望を叶えることができます。家を買うことは一生のなかでも大きな出来事です。注文住宅は自分の希望を大きく反映できるところが魅力的です。